
狂暴化した犬の夢
夢の舞台は実家でした。
家の中にいると、突然外から放送が流れてきました。
「犬が凶暴化しています。注意してください」というような内容で、その声を聞いた瞬間、妙に現実味を帯びた緊張感が広がっていきました。
ただ、そのときの私は薄々「これは夢なのかもしれない」と気付いていました。
夢だと分かれば怖さも薄れるはずだと思い、心のどこかで「もし襲われてもゲームみたいに魔法を使えるのでは?」と期待しました。
試しに、思いつく呪文を適当に唱えてみました。
ところが何も起こらず、光も炎も出ない。
そうこうしているうちに覚醒度が下がってしまったのか、気が付けば再び夢の「元のシナリオ」に引き戻されていました。
場面は変わらず実家。
凶暴化した犬が、ついに家の周囲をうろつき始めました。
ガラスを割って侵入してくるのではないかと不安になり、慌てて雨戸を閉めることにしました。
外の気配を遮断し、家の中にいる人たちと一緒に息を潜めるような感覚でした。
ふと周りを見渡すと、そこには何人かの見知らぬ人たちがいました。
現実には会ったことのないはずの人たちですが、不思議と「仲間」と呼べるような存在に感じられました。
危機的な状況の中で自然に結束し、「一緒に戦う仲間がいる」という安心感がありました。
放送で警告が鳴り響き、雨戸を閉め、仲間と備える…。
その一連の行動は現実的でありながら、どこか映画やゲームのワンシーンのようでもありました。
目覚めた後も、犬の姿や雨戸を閉める手の感覚、仲間の存在感が妙にリアルに感じられ、しばらくボーっとしていました。
魔法は使えなかったけれど、夢の中で「これは夢だ」と意識した瞬間があったのは印象的でした。
皆さんは、犬が狂暴化する夢を見たことがありますか?
また、夢の中で「これは夢だ」と気づいたことはありますか?
次に同じような夢を見たときは、もう少し上手に夢を動かせたらいいなと思います。
夢占いの視点から
夢占いにおいて「犬」は忠誠心や友情を象徴しますが、
凶暴化した犬はその逆で「人間関係のトラブル」や「信頼の揺らぎ」を示すとされます。
また、雨戸を閉める行動は「自分を守りたい気持ち」の表れ。
さらに、知らない仲間と一緒にいたことは「協力者や支えとなる存在が現れる暗示」とも考えられます。