
学校での合唱と奇妙な出来事の夢
夢の舞台は、どこかの学校でした。
見慣れたようで少し古びた校舎、教室には懐かしい顔ぶれが揃っていて、その多くは中学時代の同級生たちでした。
久しぶりの再会に懐かしさを感じながらも、教室の空気にはどこか不穏な雰囲気が漂っていました。
というのも、一人だけ「変なやつ」と呼ばれている人物がいて、みんながその存在を警戒していました。
彼は目つきが鋭く、どこか落ち着きがなく、じっとしていられないような様子でした。
その人物について友人から「どうやらお前が狙われているらしい」と耳打ちされ、胸の奥にざわりとした不安が広がりました。
そこから場面は飛び、次にいたのは体育館らしき場所。
先ほどまでの不穏な雰囲気は消え、妙に和やかな空気に包まれていました。
どうやら行事の一環で「クラスごとに合唱を披露する」という流れになっていたようです。
クラスは全部で5組ほどあり、順番にステージに立って歌うことになりました。
合唱が進む中で、別のクラスにいた友人2人の番が回ってきました。
彼らは歌を終えると、ステージの上で妙にテンションが上がった様子になり、いきなり変な踊りを始めました。
両手を振り回し、リズムに合っているのかいないのか分からない動きをしながら、笑顔でステージを降りていきました。
さらに驚いたのはその後でした。
2人はそのまま観客席に飛び込み、床を転がりながら大はしゃぎ。
見物人たちは驚きながらも笑い声を上げ、体育館は一気にお祭り騒ぎのような雰囲気になりました。
先ほどまで自分を狙っていたという人物の影はなく、ただひたすら騒がしく、そしてどこか楽しげな時間が流れていました。
夢の中の出来事は突拍子もなく、場面が飛んだり、人物が突然消えたりするのが特徴ですが、この夢もまさにその典型でした。
不安と緊張の場面から一転して、笑いと混乱に満ちた場面に変わる。
その急激な変化が夢らしくもあり、目覚めた後に妙に記憶に残る体験でした。
夢占いの視点から
夢占いで『変な人物』は不安や脅威の象徴とされます。
狙われる夢は、現実での対人関係の不信感やストレス、心の奥にある警戒心を表すことが多いと解釈されます。
『学校』は学びや成長の場を象徴し、『過去の同級生』が出てくる夢は「昔の記憶や未解決の感情」が影響しているといわれます。
『合唱』は「協調性」や「人との調和」の象徴ですが、奇妙な踊りや騒ぎは「人間関係の中での戸惑い」や「自分の居場所探し」を示すこともあります。
不安と笑いが入り混じる夢は、現実で心が揺れているサインなのかもしれません。